資料の収集、保存だけではない博物館の役割りとは

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  1. 資料の収集、保存だけではない博物館の役割りとは
2015年04月29日

資料の収集、保存だけではない博物館の役割りとは

博物館には、資料の収集・保存、調査・研究といった基礎的機能と展示・公開、教育・普及といった活用機能があります。

資料の収集、保存だけではない博物館の役割りとは

基礎的機能と活用機能

博物館は、歴史、芸術、民俗、産業、自然科学などに関する資料を収集し、保管し、展示して教育的配慮の下に一般公衆の利用に供し、その教養、調査研究、レクリエーションなどに役に立つために必要な事業を行うだけでなく、これらの資料に関する調査研究を行なうことを目的とする施設です。
しかし、博物館の役割りとして、資料の収集・保存、調査・研究といった基礎的機能と展示・公開、教育・普及といった活用機能があり、こうした機能を博物館の特徴として展開しているものも少なくありません。
例えば、保存継承しているコレクションから展開しているものには明治神宮の宝物殿、徳川美術館(名古屋市)、東京国立博物館(上野)など、目的を持った収集活動から展開しているものには国立民族学博物館(大阪府吹田市)、たばこと塩の博物館(渋谷)、日本はきもの博物館(広島県福山市)など、記念やできごとなどの事象から展開しているものには災害関連の資料館などがあります。

地域活性化の役割りも

最近では、博物館に生涯学習社会を実現するための教育、学習支援の場としての機能が求められることも多くなってきており、博物館の資料収集や調査研究の成果を十分に活かして、学習する人の知的欲求に応えることも博物館の大切な役割りとなってきています。特に、次世代を担う子ども達の好奇心を満たす場、科学技術に関する知識や能力を高める場としての役割りが期待されています。さらに、自然史系博物館については環境問題に関する理解や動物園、植物園などにおける絶滅危惧種の保護などの役割りも求められています。
それから、人々の生活に密着した博物館の役割りのひとつとして、地域の話題を取り上げ、住民の活動、交流を進めている地域もあります。ある地域では、博物館の学芸員の発案により、虫の音を愛でる江戸時代の楽しみ方の再現、指定文化財の旧住宅を中心に商店街に虫の音の普及、テーマを共有した各種イベントの開催などが行なわれています。